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大阪市内にある標高33メートルの山「昭和山」を登ってきた

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ひらたけ

高層ビルや繁華街が広がる関西最大の都市・大阪の中心である大阪市には、有名な観光スポット「海遊館」の近くにある天保山をはじめとする標高の低い山がいくつか存在しています。そんな大阪市内にある山の中で 2 番目に標高が高い 大阪市大正区にある標高 33m の「昭和山」を登りに行ってきました⛰️

やってきたのは大阪市大正区にある「千島公園」。昭和山の周辺に整備されている公園で、かなりの広さがあります。山の周辺に整備されているだけあって、入り口からいきなり階段が現れます。隣には車椅子等でも公園に入ることができるようスロープが整備されていました。

千島公園の写真

公園内に入ると、なんだか南国感ある木が植えられています。かなり自然豊かな公園のようです。この日はかなり暖かい晴れた休日だったので、公園内でのんびり過ごしている方や子供連れの家族など、それなりに人の姿が見られました。

そして正面には、今回登頂を目指す昭和山が見えます。「標高 33m」と聞くとなんだか大した事なさそうな感じしますが、実際に目の前にしてみると意外と大きいなというお気持ち。

下から見た昭和山の写真

下から見上げているだけでは何も始まらないので、さっそく昭和山登頂に向けて足を踏み出します。緩やかな上り坂を進んだ先には、山頂へと続く階段のような坂道のような道がありました。

昭和山の山頂へと向かう道は 3 本あるようで、山頂を囲むようにぐるぐると整備されています。そのうちの 1 本を、よいしょよいしょと一歩また一歩と登っていきます。思っていたよりなかなかに大変。33m というと 10 階建てのマンションくらいの高さになるので、10 階まで階段で移動するようなものだと考えるとその大変さが伝わるでしょうか。

昭和山の山頂へと続く道の写真

ゆっくりと坂のような階段を登っていき、数分で山頂に到着しました。

周辺は工場などが多いこともあり、高い建物が少なくかなり見晴らしが良いです。東側には高さ 300m を誇る超高層ビル「あべのハルカス」の姿も確認できました。西側には大阪の港近くに架かる「千歳橋」や「なみはや大橋」、真っ赤なトラス橋「港大橋」などの大きな橋も見えます。

昭和山の山頂からの景色の写真

この昭和山は人工の山だそうで、 地下鉄工事の際に出た土砂を盛り上げて作られた そう。昭和残建設当時は大阪市で最も標高が高い山だったそうですが、その後大阪市鶴見区の鶴見緑地に作られた鶴見新山に最高峰の座を譲ることになったらしい。

大阪市内にある標高 30m 以下の山である「天保山」「聖天山」「御勝山」「帝塚山」「茶臼山」をまとめて「大阪五低山」、そこに今回登った「昭和山」と天王寺区にある「宰相山」、大阪市最高峰の「鶴見新山」を加えて「大阪八低山」と呼ばれているそう。いつの日か他の山も登りに行ってみたいですね。

昭和山の山頂からの景色の写真

山の上では私と同じように景色を楽しむ人や座って休憩している人が数名。音楽を奏でている人もいて、なんだか心地の良い空間。ほどよい高さでほどよい運動、電車やバスなどの公共交通機関で訪れやすい場所と、休日のお出かけにはちょうどいい場所だなという感じでした。