日本最北端の駅であるJR宗谷本線の稚内駅に行ってきた
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先日、最北のまち稚内市にある 最北端の駅「稚内駅」へ行ってきました🚉 国内の JR の線路をずーっと北へと辿っていった先にあるのが、この稚内駅。思っていたよりもモダンな雰囲気の駅舎で、土産物屋などがある商業施設や日本最北端の道の駅が併設されています。
稚内市の街区別の人口 を見ると稚内駅よりも隣駅の南稚内駅周辺のほうが住んでいる人の数が多いようですが、稚内駅のほうが賑わっている印象を受けました。私含め、駅に居た人の大半が観光で訪れた人なのかも。
南北に広い日本の中で最も北にある駅ということで、駅前には 「日本最北端の線路」と書かれたモニュメントが設置 されていました。駅舎のほうから線路が伸びて、モニュメントの線路まで繋がっています。
隣には日時や気温などが表示された看板が。5 月中旬の朝 6 時半ごろで、気温は 14 度。風のつよさも相まってかなり寒く感じます。
駅の入口近くには、ポケモンのイラストが描かれたマンホール「ポケふた」も設置されていました。描かれているのは「アローラロコンとアローラキュウコン」。サン・ムーンは途中までプレイして最後までやらないまま放棄してしまったので、正直あまり馴染みがないとこある。
地図を見た感じ 最も北にあるポケふた っぽい。さすがは最北のまち、設置されているものがだいたい最北端。
駅前の広場を見た後は駅の建物の中へと入っていきます。現在の稚内駅の駅舎は 4 代目で、12 年前の平成 24 年に開業したそう。見た目的にもうちょっと新しいのかなと思っていましたが、10 年以上経っているんですね。
大正 11 年に鉄道が稚内まで開通し、現在の稚内駅と南稚内駅の中間ほどの位置に「稚内停車場」が開業。その後の昭和 3 年に、連絡船が出ている港のあたりまで線路が延伸してできた「稚内港駅」が初代稚内駅だそう。
駅に入って正面には「最北端の線路」と書かれた看板と、その向こうには旭川のほうへと向かう特急列車の姿が見えます。最南端の指宿枕崎線の西大山駅から伸びる鉄の道がここまで続いていると思うと、普段から生活の足として鉄道を利用する身としてはなんだか感慨深いものがあります。
駅の中には稚内の特産品の紹介や駅の歴史などが書かれた展示が設置されていました。あと、稚内空港でもそうでしたが、やたら稚内市へのふるさと納税の案内を見かけました。
稚内駅には「キタカラ」という複合施設が併設されており、中には駅弁やお土産などを販売する売店や観光案内所、コンビニなどが入っています。2 階には日本最北の映画館「T・ジョイ稚内」もあり、「劇場版名探偵コナン」のポスターとか「変な家」のポスターとかが貼られていました。
1 階にある「ワッカナイセレクト」というエリアには、稚内のお土産はもちろん北海道内の他の地域のお土産が多数並んでいて、駅ということでおいしそうな駅弁も販売されていました。駅弁は電車の出発時刻に近づくにつれて数がどんどん減っていたので、すきなものを選びたいという方は早めに購入したほうが良いかも。
ワッカナイセレクトにはお土産を販売しているエリアだけでなく、スイーツを販売しているお店やカフェなどもありました。稚内の街でよく見かける鹿のツノをモチーフにした、Orangegg さんの「シカパン」が気になったので購入。「たいやきみたいなシカのツノ」らしい。
外側はカリッとしていて中の生地はモチモチしているという食感が面白く、味もおいしかったです。稚内までいかなくても、通販で冷凍のものをお取り寄せできるっぽい。
同じくワッカナイセレクト内にあるカフェ「Moccamattari（モカマタリ）」さんで、温かいココアをいただきました。トレイがかわいい。窓際の席にはコンセントがあり、スマートフォンの充電も可能でした。
駅の中にあるコンビニは、札幌市に本社があるコンビニチェーンの セイコーマート。私が普段住んでいる関西のほうでは見かけないので、コンビニの中を歩くだけでも結構楽しかったです。菓子パンをいくつか購入しましたが、そちらもおいしかったです。
駅の 2 階には展望デッキがあり、そこから最北端の線路と列車を見ることができるようになっていました。ホームにも「日本最北端の駅」という看板が設置されているのが見えます。
お土産も購入できるし、カフェで飲み物を楽しんだり最北の街のスイーツを堪能したりもできて、時間があれば映画を見たり最北端まで走ってきた列車を眺めたりすることもできる稚内駅。なかなか充実した時間を駅で過ごせた気がします。
これは稚内駅構内に掲示されていた稚内市の観光ポスター。書かれている 「旅って、こういう場所に行くことだと思う。」 ってキャッチコピーがめちゃくちゃ良いなーと思いました。