京都の和菓子屋鼓月の千寿せんべいを食べる
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昭和 20 年創業の京都の和菓子屋 鼓月のプレミアム千寿せんべいを買ってきました🍪 鼓月の千寿せんべいは全国の百貨店やオンラインショップなどでも買うことができるようですが、今回は 電車を乗り継いで京都市中京区の本店 まで買いに行ってきました。
JR 京都駅から嵯峨野線の列車に乗って、やってきたのは円町駅。ひとつ前の二条駅で下車しても距離的には同じくらいのようだったのですが、せっかくなら降りたことのない駅から行ってみようということで円町駅から歩いて向かいました。
丸太町通を東へと歩き、途中で南の方へと曲がり非常に細い道路を進んでいった先の落ち着いた雰囲気の場所にお店がありました。向かっている途中で突然スマートフォンがインターネットに接続できなくなって焦りましたが、なんとか復活したので迷子にならずに済みました。細い道が多くて地図無しでは歩けないね…。
お店には千寿せんべい以外にもおいしそうなお菓子が並んでいましたが、今回は 5 枚のプレミアム千寿せんべいが入った袋入りのものを購入しました。お値段は 885 円。オンラインショップでは袋入りのものを見つけられなかったのですが、たぶん箱入りのものよりお安いはず。
千寿せんべいが生まれたのは昭和 38 年のことで、新しいお菓子を作るために機械を購入した際、間違えてドイツ製の焼肉製造機を購入してしまったことをキッカケにあえてナミナミの型を武器とする逆転の発想で創り出されたのだそう。最初「そうなんだ~」と何も疑問を抱くことなく説明を読んでいたのですが、お菓子を作ろうとして間違えて焼肉製造機を買うってどういう状況なんだ…?
そんな千寿せんべいは、3mm ほどの波型のクッキー生地の間に白いクリームが挟んである構造。3mm と聞くとそこまで分厚そうには感じませんが、それが波のようにうねうねとしているので全体としては結構厚みがあるように見えます。
表面には茶色いやや太めの線のような模様が入っていますが、この模様を自分で好きにデザインしてオリジナルの千寿せんべいをつくることができるサービスも行っているそう。茶色だけでなくカラフルなプリントが可能なようで、オンラインショップにて 8 枚から注文ができるようになっていました。
食べてみると、まず感じるのはクッキー生地のザクザク感。見た感じは結構分厚めですが、柔らかすぎず固すぎずの食べやすい固さ。全体的にザクザクですが、そこにさらにザラメのようなものが混ぜられていて食感が非常に良いです。
クッキーの方なのかクリームの方なのかは分からないですが、バターの風味がかなりしっかり感じられ、味はだいぶ洋風な感じ。けれど洋菓子のようにガツンとくる甘さはなく、濃厚ながらも優しい甘さ。おいしい。
たまたま頂き物の千寿せんべいを食べる機会があり、それがおいしかったので自分で本店を訪れて買ってきましたが、クッキー生地の食感が良くて食べごたえがあり、味も非常においしいお菓子でした。大満足。
あと検索エンジンで「千寿せんべい」と調べるときに、サジェストに「千寿せんべい パクリ」とかが出てきて似ている商品が色々あることを知りました。良いか悪いかはさておき、それだけ多くの人に愛されるおいしいお菓子だということですかね。