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名古屋の繁華街にある電波塔「中部電力 MIRAI TOWER」から夜景を見る

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ひらたけ

名古屋の繁華街にある電波塔 中部電力 MIRAI TOWER へ行ってきました🗼 名古屋随一の繁華街である栄、そのシンボル的存在である「中部電力 MIRAI TOWER」には以前から訪れたいと思っていました。高層ビルが立ち並ぶ繁華街といえばキラキラと輝く夜景、タワーの展望フロアからの名古屋の夜景を楽しんできました。


やってきたのは、多くの人で賑わう名古屋の繁華街・栄にある 久屋大通公園。南北約 1km にもわたる細長く大きな都市公園で、幅員が 100m 以上ある「100m 道路」のうちのひとつ久屋大通の中央分離帯部分に整備されています。やたらウェブサイトがオシャレだし、ドメインに .nagoya が使われてるのがなんかナイス👍️

そんな久屋大通公園の、ちょうど中央付近にあるのが今回の目的地である 中部電力 MIRAI TOWER。大都会名古屋の地下を縦横無尽に走る 名古屋市営地下鉄 を利用して訪れる場合は、桜通線・名城線の久屋大通駅が最寄りだそう。東山線・名城線の栄駅からも歩いて 3 分ほどです。

中部電力 MIRAI TOWER の写真

日が沈み、暗い夜空をバックに白く輝く中部電力 MIRAI TOWER の姿は圧巻。周りが公園ということで、隣やタワーの向こう側に遮るものがないことが、より一層タワーを目立たせています。

中部電力 MIRAI TOWER は、元々は 「名古屋テレビ塔」として 1953 年に開業 しました。戦後の復興や都市計画の中で、観光とテレビの放送用電波発信のため 日本初の集約電波鉄塔として建設 されたのが始まり。開業した当時、東洋一の高さを誇るその姿は「東洋のエッフェル塔」とも言われたそう。

その後 2011 年にテレビのアナログ放送が終了し、集約電波鉄塔としての役割を終えた名古屋テレビ塔。開業 60 周年を機に 塔体に 1 万球以上の LED が設置 され、ダイヤモンドの輝きをイメージした ライティング「煌(きらめき)」 が誕生。季節やイベントなど様々なシーンに合わせて文字や絵柄が浮かび上がります。

2019 年には開業以来初となる全体改修工事が行われ、約 1 年半の休業期間を経てグランドオープンを果たしました。訪れたタイミングでは白く輝いていましたが、塔全体を照らす照明は最新の LED による 1,670 万色の全面フルカラー機能が追加され、夜の名古屋の街を美しく彩るそう。違う時期に名古屋を訪れたら、また異なるタワーの姿が見られるのでしょうか。

中部電力 MIRAI TOWER スカイデッキの NAKED SAKURA TOWER 2025 のプロジェクションマッピングの写真

さっそく「ENTRANCE」と書かれた入り口からタワーの内部へ。1 階のチケット売り場で展望台のチケットを購入し、エレベーターに乗ってまずは 3 階へ。チケットの料金は通常 1,300 円ですが、訪れたタイミングでは 展望フロアにて「NAKED SAKURA TOWER 2025」というプロジェクションマッピングが開催 されており、イベント料金(1,800 円)となっていました。

3 階では展望フロアへと向かうエレベーターへ乗り換え。エレベーターに乗る手前でチケットの確認があったので、3 階まではチケットを購入しなくても来ることができそう。フロア内には中部電力 MIRAI TOWER のオリジナル商品やお土産などを販売するお店や、カフェが存在しています。

訪れたタイミングではオリジナル商品やお土産などを販売するお店は閉まっていたのですが、調べてみると営業時間が 19 時までとのこと。グッズを購入したい場合は、夜景が見られる時間よりも少し早めに来ておいたほうが良さそうです。

中部電力 MIRAI TOWER の Lunar Glow Bench の写真

3 階からエレベーターに乗り、まずは 高さ 90m の位置にある屋内の展望フロア へ。窓を覗くと、そこには美しい名古屋の夜景が広がっていました。また、先述の通りプロジェクションマッピングのイベント期間中ということで、一定時間ごとに窓全体に桜の映像が映し出される演出も。こちらは 4 月 30 日までの期間限定とのこと。

窓の外に綺麗な夜景が見られる他、フロア内には記念撮影ができる三日月型のベンチが置いてありました。こういうところでカッコよさげなポーズを決めて写真撮影ができるようになりたいものです。

中部電力 MIRAI TOWER のスカイバルコニーからの景色の写真

高さ 90m から窓ガラス越しに見る名古屋の夜景も綺麗でしたが、中部電力 MIRAI TOWER にはさらに上、しかも屋外にも展望台が存在。その高さは地上 100m で、直接風を感じながら景色を楽しめるようになっています。

狭くて降りてくる他のお客さんとのすれ違いに苦戦しつつ、どうにか屋外の展望台「スカイバルコニー」へと移動。落下防止の金網越しにはなりますが、ガラス越しではない名古屋の夜景がダイレクトに目に映ります。この場所は恋人の聖地にも認定されており、金網には訪れたカップルのものと思われる鍵がたくさん取り付けられていました。

中部電力 MIRAI TOWER のスカイバルコニーから見たオアシス21の写真

こうしてタワーから景色を見ると、久屋大通公園が整備されているお陰で遠くまで街を見渡せることが分かります。都会の中にある広い公園って、いかにも都会って感じがして個人的にすごくすきです。

下を見下ろすと、中部電力 MIRAI TOWER と同じく栄エリアのシンボルだという「オアシス 21」の姿が。特徴的なオパール形状の屋上階は「水の宇宙船」というそうで、地上 14m の空中散歩が楽しめるそう。今回は行くことができませんでしたが、次に名古屋を訪れた際には行ってみたいです。

中部電力 MIRAI TOWER のスカイバルコニーからの景色の写真

タワーの西側には東海道新幹線も発着する JR 名古屋駅、その真上にそびえ立つ 2 つのタワー「JR セントラルタワーズ」や「JR ゲートタワー」が見られます。駅周辺には背の高い高層ビルがいくつも立ち並んでいますが、その中でも圧倒的な高さ。

JR セントラルタワーズは、オフィスタワーが高さ 245m、ホテルタワーが高さ 226m。JR ゲートタワーのほうが高さ 220m を誇ります。

中部電力 MIRAI TOWER のウエミーヤの写真

スカイバルコニーの壁で光る、ネオンっぽいちょっぴりレトロな雰囲気を感じる看板。「ウエミーヤ」と書かれたこちらは中部電力 MIRAI TOWER のマスコットキャラクター。

戦後の復興の中で建設された名古屋テレビ塔。うつむいていた名古屋の人々が顔を上げ、もっと上向きに、前向きにという想いが集まって生まれたのが「ウエミーヤ」だそう。MIRAI TOWER を眺めすぎて上しか見られないとのことで、どのイラストを見ても目が合わない。でもなんだかかわいい。

中部電力 MIRAI TOWER の写真

スカイバルコニーから上を見上げると、白く輝くタワーがさらに上まで続いています。てっぺんが見えているのかいないのか微妙な感じですが、昔の人もこうしてタワーを見上げて「前向きにがんばろう」と一生懸命に生きていたのかなと、どこか感傷的な気持ちになります。


栄のシンボル中部電力 MIRAI TOWER を初めて訪れましたが、中京圏最大の都市・名古屋の夜景が非常に綺麗で素晴らしかったのはもちろんのこと、電波塔が建てられた歴史に触れることで私も前向きに生きていこうという気持ちになりました。

また訪れる機会があれば、今度は明るい時間に訪れてタワー内のお店へ行ったり、周辺の公園などを散策したりしてみたいです。