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大阪駅からシャトルバスに乗って万博会場へ移動してみた

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ひらたけ

JR 大阪駅など多くの鉄道路線が集まる 梅田からシャトルバスに乗って万博会場へ移動してみました🚌 シャトルバスがあるという話は聞いてはいたのですが、これまでは地下鉄中央線で夢洲駅まで向かって東ゲートから入場したり、夢洲駅から歩いて西ゲートへと向かって入場したりしていたので、シャトルバスの利用は今回が初。

万博会場へ向かうシャトルバスの多くは、事前の予約が必要。わざわざそんな手間をかけてまでシャトルバスを利用しなくてもいいかな?と思っていたのですが、大阪駅を出発する万博会場行きのシャトルバスは一般の車が通行できない道を通っていくという話を聞き、気になったので乗車してみることにしました。


やってきたのは、大阪駅(南)マルビル大阪・関西万博バスターミナルという場所。JR 大阪駅からは南に少し離れた場所にありますが、歩いて 10 分ほどで向かうことができます。JR 大阪駅の 1 階中央口を出て右側、551 がある方へと向かってそのまま地下へと入り、ずっとまっすぐ歩いていくと丸い広場があるので、その辺りで地上へと出るとバス乗り場があります。

大阪駅(南)マルビル大阪・関西万博バスターミナルの写真

私はすぐ迷子になるタイプなので、今回も「道に迷ってバスに間に合わなかったらどうしよう…」と不安だったのですが、地下を真っ直ぐ歩いていくと明らかに万博感溢れる赤と青のエリアが視界に入り、近づいていくと係の方が「万博行きバスをご利用の方ですか?」と話しかけてくださったので迷うことはありませんでした。

スタッフの方の丁寧な案内に従って移動すると、万博会場へと向かうバスが出発するバス乗り場に到着。今回は地下から向かいましたが、地上には大きなミャクミャクのオブジェが目立つように設置されていたので、地上を歩いて来たとしても迷うことはなさそうです。

大阪駅(南)マルビル大阪・関西万博バスターミナルの写真

バス乗り場には万博会場行きのバスを利用する人専用の待合室が用意されており、外の待機スペースではミスト噴射もされていて暑さ対策は完璧。予約制なだけあって、待ち時間も移動中も涼しい環境で快適に過ごすことができるようになっていました。

今回私は KANSAI MaaS というアプリで事前に予約をしましたが、一応予約なしでもバスに乗車することができるのか予約なしの人用の待機列も用意されていました。予約の人が全員乗って、その上で座席やバス車内の空間に余裕があれば乗ることができる感じなのかも。

万博会場行きシャトルバスからの景色の写真

定刻になり、シャトルバスは万博会場へ向けて出発。JR 西日本最大のターミナルである大阪駅や、昨年開業した JP タワー大阪やイノゲート大阪、そして今年開業したばかりのグラングリーン大阪南館やうめきたグリーンプレイスなどの前を通っていきます。個人的に都会的なビル群の景色が好きなので、この景色を見ているだけでなんだか楽しかったです。

バスはそのまま万博会場のある西へと走っていく…かと思いきや、北東の方角に進んでいきます。そのまま新十三大橋のあたりまで移動したところで、専用の車両のみが通ることのできる道路へと入っていきました。

現在淀川の南側では阪神高速道路の淀川左岸線(2 期)工事が行われており、この道路はまだ完成していないのですが、早めに工事に着手した区間など万博開催までの間に完成した部分が万博会場への来場者の輸送に活用されています。今回乗車したシャトルバスは、この道を走っていくというわけです。

大阪・関西万博西ゲート前の国旗が並んでいるところの写真

車窓からは淀川の景色が見えるかな…とも思ったのですが、ほとんどの区間で堤防や工事の資材らしきものに阻まれて見ることができず。とはいえ、他の車がほとんど走っていないピッカピカの道路をぶっ飛ばしていくのは乗車していてなんだか爽快感がありました。

しばらく進んだところで、淀川左岸線の既に開通している区間へと合流。そのまま正蓮寺川トンネルという長いトンネルや此花大橋を通って舞洲へ、そして舞洲から夢舞大橋を渡って万博会場のある夢洲へと移動していきます。トンネルを抜けてからは大きな橋の上からの景色が綺麗で、私を含む乗客のほとんどが窓の外を見ていました。

大阪駅を出発してからおよそ 30 分、あっという間にバスは万博会場の西ゲート前にある夢洲第 1 交通ターミナルに到着しました。


大阪駅からシャトルバスに乗って万博会場へ移動してみましたが、バスの待ち時間や乗車中に涼しい場所で座って過ごすことができるだけでなく、まだ一般の人が通ることのできない道路を通ることができたり、巨大な橋の上からの大阪らしい景色を眺めることができたりと、ひとつのアトラクションのような感じで楽しかったです。

梅田からだと地下鉄に乗って夢洲駅まで移動するほうがシャトルバスよりも安いですが、地下鉄に乗るとどうしても大混雑の車内で過ごすことになりますし、万博会場に着いてからも東ゲートは非常に混雑している印象なので、快適性を求めるならシャトルバスはかなりアリだなと思いました。