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手柄山平和公園にある水族館「姫路市立水族館」へ行ってきた

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ひらたけ

山陽本線と山陽電車の線路に挟まれたエリアに広がる手柄山平和公園。その公園内にある 姫路市立水族館へ行ってきました🐧 山陽電車の手柄駅から歩いて 10 分ほど、また今年開業したばかりの JR 手柄山平和公園駅から歩いて 15 分ほどのところにあり、姫路市が属する播磨地方の生きものたちを中心に展示されている水族館です。


JR 山陽本線の手柄山平和公園駅から、公園内を歩いてやってきたのは 姫路市立水族館。まだ開業したばかりの新しい駅というのと、駅のすぐ横で巨大なスポーツ施設が建設中だったり、その周辺で大規模な工事が行われていたりで道に迷うなどしつつ、20 分ほど歩いて無事にたどり着くことができました。

水族館の入口と書かれた建物は「手柄山交流ステーション」という複合施設。こちらはかつて姫路の街を走っていた「姫路モノレール」の駅舎を改修したものだそうで、モノレール展示室や多目的ホール、研修室を設けた手柄山平和公園の交流拠点となっています。

姫路市立水族館の写真

今回訪れた姫路市立水族館は「本館」と「新館」に分かれていて、手柄山交流ステーション内に新館、そこから歩行者デッキのようなもので接続する形で本館が並んでいます。

全体的に、水族館というよりは遊園地のような外観なのが特徴的。建物と建物を繋いでいる通路から見回してみると、洋風な様式の塔や装飾がちらほらと見られます。かつてこの場所に姫路モノレールの終点である「手柄山駅」があり、この場所で姫路大博覧会が開催されたそうで、その名残という感じでしょうか。

姫路市立水族館新館の展示の写真

まずは、新館側にあるチケット売り場でチケットを購入します。水族館というと、入館料に数千円ほど支払わないといけないイメージですが、姫路市立水族館は 600 円とかなりお得感のある料金設定です。支払い方法も交通系 IC カードなど様々なキャッシュレス決済に対応していました。

訪れたのが休日とはいえ、連休中でも夏休み期間中でもなかったのですが、思いのほかお客さんが多いなという印象。券売機の前にも列ができていました。子どもの入館料が 250 円とかなり安いこともあってか、家族で訪れている方々がほとんどでした。たしかにこの値段だったら「週末にちょっと行ってみようか?」ってなりそう。

姫路市立水族館新館の展示の写真

チケット売り場を抜けてすぐ正面には新館の展示エリアがあり、まずはこちらから見て回ることに。新館では淡水魚など、播磨地方の里地の生きものを中心に展示されていました。田んぼの環境を模した水槽や、川の下流・中流・上流の生きものの水槽などが並び、それぞれの環境で生きる魚たちの姿を見ることができます。

戦国時代の終わりとともに人口が急激に増えた播磨地方では、江戸時代に入り食料を確保するべく多くの水田がつくられました。稲を育てるため人々は川に堰を築いて水を取り、夏に雨の少ないこの地域でどうにか水を確保するために多くのため池が造られたのだそう。

その後、人々の生活場所の拡大とともに谷の奥の方にまで棚田が造られていき、播磨地方の里に人の手による里の水辺が張り巡らされたのだといいます。

姫路市立水族館新館の展示の写真

小さい子どもたちが張り付くようにして見ている水槽にはシールが貼られていて、そこには「準絶滅危惧」「生態系被害防止外来種」といった文字が書かれていました。自然環境の変化に伴い数を減らしている生きものたちや、人間の手によって外国から持ち込まれたものが野生化した外来種がいることは知識としては知っていましたが、こうして実際に生きている姿と共に突きつけられると、現実の問題として色々と考えさせられます。

里地の生きものの展示ということで、水槽に居るのはコイやナマズ、ニホンウナギや小さい魚たち。巨大な水槽があったり、イルカショーのようなものが行われていたり…というような派手さはありませんが、人が生活する場所の近くで過ごしている近隣住民との触れ合いと考えると結構楽しかったです。

入口近くには「飼育員のオススメ」として、全身が赤い「アカハライモリ」という生きものの紹介がされていました。発見した方が「ひめすい(姫路市立水族館の愛称)」に寄贈したそうで、こうした経緯や手書きっぽい黒板風の案内も含めて「地域に根ざした水族館」感があり、良い雰囲気だなと思いました。

姫路市立水族館本館の展示の写真

新館の 2 階にある出口を出ると 姫路モノレール の展示室があり、かつて存在した姫路モノレールの歴史を学んだり、模型や使用されていた車両の展示などを見たりすることができます。

そんな姫路モノレール展示室を抜けて、再び 1 階へ。再度受付でチケットを提示してから、連絡通路を渡って本館へと移動します。本館では海水魚など、播磨地方の里海の生きものを中心に展示されているほか、ペンギンやウミガメなど水族館の人気者の姿もあります。

姫路市立水族館本館の展示の写真

屋外の水槽を上から見ることができるだけでなく、階段を降りていくと水中の様子を大きなガラス越しに覗き見ることができ、水族館らしい幻想的な雰囲気を味わうことができます。この播磨灘大水槽ではイワシが群れをなして泳いでいる様子が見られ、反対側の水槽には水中にいるウミガメも見られます。

私が訪れたタイミングがちょうどペンギンのお食事タイムが始まる少し前くらいで、徐々にペンギンのエリアの周りに人が集まり始めるところでした。人が屋外に集まっている隙に…と、本館の屋内にある展示を見て回ることに。こちらにはヌートリアというデカいハムスターみたいな生きものがいました。ヌートリアはネズミの仲間で、毛皮用に養殖されていたものが逃げ出して 1950 年ごろから野生化が始まった動物なのだそう。

ヌートリアの展示の前に来たタイミングでは、ちょうど手前の方をうろうろとしていたのですが、すぐに奥の物陰へと隠れてしまい、そのままじっと動かなくなってしまいました。時間もお昼過ぎということで、お昼寝タイムだったのでしょうか。可愛らしい見た目でしたが、農作物を食べ荒らすなどの被害が出ているとのことです。

姫路市立水族館本館の展示の写真

他にもクラゲの水槽があったり、チンアナゴ、ニシキアナゴなどが砂の中から顔を出してゆらゆらとしている水槽があったりと、見ごたえは十分。ひとりでの水族館でしたが、なんだかんだで 2 時間近くが過ぎていました。


手柄山平和公園にある姫路市立水族館へ行ってきましたが、入館料 600 円という安さながら播磨地域の生きものというテーマに沿って様々な展示がされていて、非常に楽しめました。建物も本館と新館に分かれていて、思っていたよりも展示エリアが広いと感じました。

ペンギンやウミガメのお食事タイムを見ることができたり、水族館内で撮影した写真を使って缶バッジを作ることができるという案内が館内放送でされていたりと、訪れた人たちが楽しめるような工夫もされていたのが非常に良かったです。