立山にある落差日本一の称名滝を見てきた
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先日、富山県の立山のあたりにある 落差日本一の滝、称名滝を見てきました 。
訪れた日は大変暑い日で、雲はそれなりにありましたが、よく晴れていました。駐車場はほとんど全て埋まっており、多くのかたが訪れていることが分かります。
駐車場のある場所から称名滝へ向かう道は歩行者専用となっていました。
道から見える、流れる水が長い年月をかけて削ってきた急峻な山の斜面は、自然の力の凄まじさを感じさせます。そして、これほど過酷な場所に道をつくった人類の技術にも驚かされます。昔はこのあたりに水力発電用の施設をつくるための工事までやっていたようです。
ところどころにサイレンのような音を鳴らす装置が設置されており、クマ除けのために数分おきに自動的に音が鳴るようになっていました。また、途中に登山道の入り口があり、鈴を取り付けた鞄を背負った登山客を何人も見かけました。
道は急な坂と緩やかな坂を交互に繰り返し、うねうねと流れる川に沿って伸びています。
称名滝へ向かう途中に水が湧き出ているところがあり、大変暑い日というのもあって訪れていたかたの多くはそこで水に触れていました。気温 30 度を超える真夏日に太陽の光を浴びながら急な坂を歩いてのぼってきたわけですから、山から湧き出た冷たい水は火照った身体には大変気持ちの良いものでした。
さらに道を進んでいくと、称名滝についての説明が書かれた看板が設置されていました。
国の名勝や天然記念物に指定されている称名滝は、4 段に分かれて水が落下しているとのこと。 落差の合計は 350m もある そうで、333m の東京タワーよりも大きな滝だと考えるとその巨大さがよく分かります。
「メートル」を漢字で書くと「米」になるのを初めて知ったかも、とか全然違うことを思いながら読んでました。
滝へ近づくにつれて水しぶきが感じられるようになり、流れる水が冷たいせいか気温も下がっていくようでした。滝のすぐそばまでくると夏だというのに寒いくらいで、天然のクーラーのよう。
駐車場を出て、坂道を歩き始めてから 30 分ほど。濡れている地面を踏みしめて先へと進んでいくと、ついに称名滝が目の前に現れました。
実際に目の前にすると、 大自然の迫力というのは想像以上にすごいものでした 。
いま立っている場所も、きっと何万年という気の遠くなるような長い年月をかけて削られて生まれた空間なんだろうと思うと、その圧倒的な存在に恐怖すら感じられます。
滝の水が流れ込む川の綺麗さにも驚きました。街の中では絶対見ることのできない青色をしていました。
雪解け水がたくさん流れ込む春頃には、称名滝の隣に「ハンノキ滝」というもうひとつの滝が現れるそうで、こちらのほうが落差が大きいとのこと。
違う季節にまた違った景色を見に来たいなあということで、今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。