現存する世界最古の木造建築群のある法隆寺へ行ってきた
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先日、奈良県にある 法隆寺へ行ってきました 。ユネスコの世界文化遺産にも登録されている法隆寺は、西暦 607 年頃に完成したとされる聖徳太子にゆかりのある寺院。そんな歴史ある場所を歩いて見て回ってきました。
法隆寺は奈良県生駒郡斑鳩町というところにあり、最寄り駅は法隆寺の名をつけられた JR 法隆寺駅。駅からは歩いて 20 分ほどで、バスで移動することもできます。まっすぐ伸びる参道の先に見えるのは法隆寺の南大門と呼ばれる門。
法隆寺の玄関にあたる門で、派手さはありませんがどっしりとした見た目で歴史を感じられます。現在の門は 1435 年に焼失してしまったものを 1438 年に再建したものだそう。初めてつくられたときのものではないとはいえ、600 年近い年月が経っているわけですから、十分に歴史のある門。
門をくぐると、五重塔と金堂を中心とする西院伽藍が見えてきます。
607 年頃に完成した法隆寺は、670 年に全て消失してしまったと「日本書紀」に記されているそう。その後再建が進められ、遅くとも奈良時代初頭までには復興、そして焼失前よりも寺観が整えられたのが現在まで残る 世界最古の木造建築群として知られる西院伽藍 とのこと。
以前、大阪市内にある四天王寺を訪れましたが、そちらも法隆寺と同じく聖徳太子によって建立された寺院。法隆寺のほうが後につくられたお寺ですが、四天王寺は昭和の時代に一部の建物を残し全焼。現在の建物はその後に再建されたものとのことです。
西院伽藍の本来の入り口となる中門、そこからぐるりと中を囲む回廊の内側に金堂と五重塔が配置されています。拝観料金をお支払いすることで内側へ入ることも可能ですが、今回は中へは入りませんでした。外から見るだけでも、かなり立派です。
電気も重機もないような時代にこれほど大きなお寺をつくったんだなあと思うと、人の力の凄さやエネルギーのようなものを感じられます。
法隆寺やその周辺には、まだまだ回りきれなかったお寺や神社などの歴史を感じられるスポットがたくさんあります。法隆寺の最寄り駅までは、大阪環状線の天王寺駅からわずか 30 分ほどと近くて行きやすいので、またお休みの日に周辺を歩いて見て回りたいですね。