大阪市内にある都会の秘境駅南海電鉄木津川駅へ行ってきた
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大阪市内にある、 都会の秘境駅と噂の木津川駅へ行ってきました 。木津川駅は南海電鉄の駅で、南海高野線の汐見橋駅から岸里玉出駅の間、都会を走るローカル線と呼ばれている汐見橋線と呼ばれている区間内にあります。南海電鉄の資料 によると、 汐見橋線の駅の中でも最も乗降客数が少ない駅 だそう。
以前 南海電鉄の汐見橋線を走る電車に乗車したときの話 を書いた際に、友人から木津川駅が秘境駅と呼ばれているという話を聞いて気になっていました。ということで、さっそく電車を乗り継ぎ南海電鉄の汐見橋線で木津川駅へ向かいました。
木津川駅を訪問すると、 なんとも歴史を感じさせるレトロな雰囲気の駅舎 がありました。全線が IC カードに対応している南海電鉄の駅ということで自動改札機は設置されていますが、駅員の方の姿も、事務室的な部屋も見当たりません。
もしかすると朝夕の通勤・通学の時間には利用者の姿が見られるのかもしれませんが、私が訪れたお昼頃には当然のごとく 駅に人の姿はありませんでした 。また、周辺を少し歩いてみましたが、木津川駅の方向を示す看板なども見当たりませんでした。
改札を通った先、駅のホームのあたりもなかなかに古そうな雰囲気をしていました。駅の改札は一箇所のみで、ホームへは駅構内に設置された踏切を渡って移動します。地方の利用者の少ない駅などで見かけることはありますが、大阪市内の駅にあるというのが不思議な感じがします。
駅の建物が古いとはいえ、最新の情報が掲載された南海電鉄のポスターが貼られているなど、ところどころにきちんとメンテナンスされている部分が見られます。そういった部分と、古くなった駅舎との対比がなんとなくすきだなあとなりました。
駅名標をよく見てみると、 「きづがわ」なのにローマ字表記が「KIZUGAWA」 なんですね。調べてみると、文化庁のウェブサイトに内閣告示第 1 号「ローマ字のつづり方」によって各官庁がローマ字で国語を書き表す場合のつづり方を決められた、的な内容が記載されていました。
文化庁のウェブサイトには「ローマ字のつづり方」という表が用意されており、駅名のローマ字表記もこちらにならったもの、ということでしょうか。
南海電鉄の資料によると、この木津川駅の乗降客数は、2020 年度の一日平均乗降客数が 123 人、2021 年度が 130 人、2022 年度が 164 人と 年々利用者が増加している ようです。
感染症の影響で外出を自粛していたのが戻ってきたことが影響しているのだとは思いますが、このまま利用者が増加していけば、もしかすると駅舎が新しくなるなどの対応が行われる…といったこともあるのでしょうか。
もし興味のあるかたがいらっしゃいましたら、大阪を訪れた際に南海汐見橋線に乗って木津川駅へ行ってみてはいかがでしょうか。