大正区を通る大正通を端から端まで歩いてみた
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大阪市の西側真ん中くらいにある大正区を、アルファベットの「J」の字のような形に通っている大正通。道なりにいくと 5km ちょいくらいあるこの道路を、端から端まで散歩してきました。
スタート地点は大正区の北側、木津川に架かる大正橋と尻無川に架かる岩松橋が見える大正橋交差点。ここから大正通に沿って、南へ向かって歩いていきます。
数分歩くと、JR 大阪環状線と Osaka Metro 長堀鶴見緑地線の大正駅が見えてきます。大阪市の行政区の中では大きくも小さくもないくらいの大正区ですが、 鉄道や地下鉄の駅はこの大正駅だけしかありません 。
大阪市で最も人口が少ない行政区らしいですが、それでも関西最大の都市を走る環状線と心斎橋などの中心部へ伸びる地下鉄の駅ということで、駅周辺には多くの人が集まっていました。
駅が少ない大正区ですが、その分たくさんの路線バスが走っています。大阪シティバスで最も高頻度で運行されているのが大阪駅と守口車庫を結ぶ 34 号系統だというのは有名な話ですが、大正通には 10 を超える系統の路線バスが走っているので、全部合わせたら大阪市内で一番バスが走っているんじゃないかと思うほど。
途中にあった歩道橋から広い道路を見下ろすと、だいたい 1 台はバスが見える感じがしました。この日訪れたのは休日のお昼すぎくらいでしたが、平日の通勤通学の時間帯であればさらに多そうです。
南へ 4km ほど歩いたところで、大正通は西へと方向を変えます。南北に走っている区間が多い大正通ですが、一般的に大阪市内の道路の多くは 南北に走る道路が「◯◯筋」、東西に走る道路が「◯◯通」 という名前が付けられています。なので、西へと方向を変えるのはおかしなことではないですが、やはり南北に走る区間の方が長いのは違和感ありますよね。
この大運橋交差点から東へ行くと、「めがね橋」の愛称で呼ばれる千本松大橋が架かっています。両端がぐるぐると 2 段のらせん状になっている橋で、以前歩いて渡りに行ったことがあります。
徒歩や自転車で川を渡る場合には渡船を利用することもできるので、この辺りを訪れる際はぜひ。
大正通の「通」である東西を走る区間をゆっくりと歩いていきます。川や海に囲まれている行政区ということもあって、どこを歩いていても水辺の感じがしていましたが、このあたりまで来ると潮の香り的なものが感じられました。
海水浴はなんかベタベタするので好きじゃないですが、海辺を歩くのはなんとなくすきです。遠くまで見える景色も、心が落ち着きます。
西へ 1km ほど歩くと、大正通は再び南北に走る「通」になります。曲がってすぐのところにあった和菓子屋さんが気になって、お店の方がおすすめだというどら焼きを購入しました。普段はまんじゅう系の和菓子を買うことが多く、どら焼きは久しぶりでしたが、ふかふかの皮とあんこの相性は当然最高。おいしくいただきました。
その先にあった公園は、入り口に鳥居が建てられていました。急ぐ散歩でもないので参拝しましたが、これは公園が神社の境内になるんでしょうか。
公園を出て再び北へと歩いていくと、ようやく大正通の終わりが見えてきました。近くには来る途中に何台も見かけた大阪シティバスの鶴町営業所があります。
大正通を端から端まで歩くのに 1 時間半ほどかかりましたが、天気も良く気温も寒すぎない感じで気持ちよく歩くことが出来ました。もうちょっと時間がかかるかな?と思っていましたが、思ったよりもかからずちょうどいいくらいの距離で楽しかったです。