2駅しかないJR阪和線の支線「羽衣線」に乗ってきた
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大阪府堺市西区の鳳駅と大阪府高石市の東羽衣駅とを結ぶ、 JR 阪和線の支線「羽衣線」に乗ってきました 。羽衣線には駅が「鳳駅」と「東羽衣駅」の 2 つしかなく、列車が始発駅を出発すると次の駅が終点の駅という短い路線です。
今回は、高石市の「東羽衣駅」から羽衣線に乗車しました。すぐ近くには南海電鉄の羽衣駅があり、東羽衣駅と羽衣駅の間は 2019 年に完成した連絡通路で接続されています。
その南海電鉄の羽衣駅では、南海電鉄の羽衣駅から高師浜駅までを結ぶ南海高師浜線の高架化工事が行われていました。現在はバスによる代行輸送が行われていますが、来年春頃に高架化が完了する予定だそう。列車の運行が再開したら、乗りに訪れるのも良さそうですね。
階段を上って駅の中に入ると、通常のきっぷを購入できる券売機と、コールセンターのオペレーターの方との通話が可能な「みどりの券売機プラス」が設置されています。駅構内にコンビニなどはありませんでした。
券売機上部に設置された路線図を確認すると、たしかに 1 駅だけ阪和線から飛び出たところに駅があることが分かります。鳳駅と東羽衣駅との間に他の駅はありません。
距離が 1.7km ほどしかない、たった 1 区間だけの路線ですが、時刻表を見ると 1 時間に 4 本の列車が運行されておりかなりの多いように見えます。駅のホームでも列車の到着を待っている多くの人が見られました。
JR 西日本が出している、2022 年度の区間別平均通過人員(輸送密度)の情報によると、鳳~東羽衣間の平均通過人員(1 日 1km あたりの人数)は 10,094 と、低くはない数値に見えます。
しばらくホームで列車を待っていると、鳳駅から 4 両編成の列車が到着。かなり大勢の乗客が列車を降りていきました。
全区間が単線となっている羽衣線を走るのは、阪和線の本線でも使用されている車両と同じものだそう。乗車の際にはドアの横にあるボタンを押し、ドアを開けて中へと入ります。電光掲示板にはワンマン運転の表示が出ていました。
列車の発車時刻になり、東羽衣駅を出発します。始発駅を出たばかりのはずなのに次の駅が終点という案内がなされるという体験をしつつ、 わずか 3 分ほどの乗車で終点の鳳駅に到着 しました。
鳳駅では、阪和線の本線の列車が発着するホームとは別のホームに停車しました。他のホームに設置された駅名標は阪和線の色であるオレンジ色っぽい色をしているのに対し、羽衣線の列車が発着するホームの駅名標だけ JR 西日本標準の青色のものとなっていました。
今回初めて羽衣線に乗車しましたが、思っていたよりも乗車時間が短くあっという間で、思っていたよりも乗客が多く、色々と驚きがありました。私はあまり鉄道には詳しくないですが、鉄道が好きな人の気持ちも分かる気がします。
機会があれば、乗ったことのない他の路線にも乗りに行ってみたいです。