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阿倍野だんご本舗のきなこだんごがうまい

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ひらたけ

私が最初に語った将来の夢は「だんご屋」らしい 。いったい何故、どういう経緯でそうなったのかは全くもって謎なのだけれど、小学校低学年くらいの頃にはそういったことを言っていたという話を聞いた。

読書の楽しさを知り、自分で物語を書くのがすきになってノートを何十冊も埋めるくらいに文章を書きまくった小学校高学年頃は「小説家」。それまで禁止されていたゲーム機を手に入れてのめり込み、書店でプログラミングの本を買って独学で勉強していた中学生の頃は「ゲームプログラマ」。高専へ進学し、いろいろあってウェブサイト制作をやり始めてからは「ウェブエンジニア」と、夢は移り変わってきた。

その 移り変わってきた夢の始まりが「だんご屋」 というわけだ。

ふと何の前触れもなく小さい頃の将来の夢について思い出し、「どうして夢がだんご屋だったんだ」とか「そもそもだんご屋で何がしたかったんだ、作る側?接客?店そのもの?」とか「そんなことよりだんご食べたくなってきたな…」とか色々考えて、先日 散歩中に通りかかっただんご屋にだんごを買いに行くことにした

阿倍野だんご本舗のきなこだんごの写真

阿倍野だんご本舗」は大阪市阿倍野区に本店がある、その名前の通りだんごが主力商品のお店。2009 年に大阪で創業し、看板商品であるきなこだんごの味を極めるべく力を注いできたとのこと。

Osaka Metro 御堂筋線の昭和町駅近くにある本店をはじめ、近鉄大阪上本町駅の改札内や多くの店が立ち並ぶ天神橋筋商店街の中など、大阪市内に複数の店舗があるらしい。

阿倍野だんご本舗のきなこだんごの写真

購入した「きなこだんご」は、5 つのだんごがついた串が 6 本入って 720 円。だんごの串とは別にきな粉の入った袋が付いている。消費期限は購入した当日中となっており、ひとりで一度に全部食べきろうとすると中々にボリュームがありそう。

さっそくだんごにきな粉をかけてから食べてみると、だんごときな粉それからだんごに絡められている秘伝の密のバランスが良く、甘くておいしい。驚いたのはその柔らかさで、 弾力のある感じというよりはつきたての餅のような柔らかさ 。それなのにベタベタせずスッと噛み切れる。

阿倍野だんご本舗のきなこだんごの写真

急に小さい頃の夢を思い出して、突然買いに行っただんごだったが、思いがけず非常においしいだんごに出会うことができた。小さい頃の自分とこだわりのだんごを作り続けてくださったお店に感謝。

購入すると当日中に食べなければならないので、おみやげに買っていくということは難しいかもしれないが、もし大阪を訪れた際にはぜひ。