グランフロント大阪南館のカフェを巡る
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カフェ巡りっていう高尚な趣味良いよなあ～、と思い グランフロント大阪の南館でカフェ巡りをしてきました☕️ グランフロント大阪 は、発展著しい大阪のおしゃれエリア・うめきたにある商業施設。大阪駅と歩行者デッキで結ばれた南館と、その北側にある北館に分かれていて、今回は 南館のほうにあるカフェ を巡りました。
電車に乗ってやってきたのは大阪の繁華街、梅田。グランフロント大阪南館へは、JR 大阪駅北側 2 階にある アトリウム広場 から連絡デッキを渡って向かうのが最も一般的な行き方かなと思います。グランフロント大阪が開業したのは 2013 年、既に 10 年以上が経過しているとは思えない綺麗な施設です。
ウェブサイトのフロアマップを覗いてみると 館内にはいくつものカフェが存在 していて、そのうちの 4 つをピックアップし何日かに分けて巡りました。さすがに建物内にある全てのカフェを訪れるのはお財布的にしんどい。
まず入店したのは 南館 4 階にある「観音屋」 というお店。1975 年にハイカラな港町・神戸で創業した歴史あるお店で、本店は元町商店街や中華街が広がる神戸の中心地・元町にあるそう。
なるべく人が少ない時間に…と思い、ラストオーダー 30 分前の夜 20 時頃にお店を訪れたところ店内に他のお客さんの姿はゼロ。念の為入り口近くにいらっしゃった店員さんに「まだお店やってますか…？」と確認をしてから入店。
案内していただいたのは外の景色が一番綺麗に楽しめる 観音屋グランフロント大阪店の特等席 で、お店の方いわく「めったに空いてないんですよ～」とのこと。ラッキーすぎる。ここは 「スペーシアススペース」という席 だそうで、とっても大きなソファとふかふかのクッションに体を預けながらゆったり食事が楽しめます。
フリッツ・ハンセン という、創業 150 年以上の歴史を持つデンマークの家具メーカーのアルファベットソファだそうで、沈み込みすぎないクッション性で体をやわらかく受け止めてくれます。
なんかこう、絶対ひとりで占領しちゃだめでしょって感じの大きさのソファだし、スペーシアススペースを目当てに他のお客さんが入店してきたら気まずいよな…みたいなことを考えてしまって若干落ち着かなかったのですが、幸いにもラストオーダーの時間が迫っていたので事なきを得ました。
今回注文したのは 観音屋の看板メニューであるチーズケーキ と、ドリンクのセット。上質なデンマーク産のチーズにこだわったデンマークチーズケーキで、お店では 熱々でチーズがとろとろな状態で提供 されます。ソファがデンマークのメーカーのものなのは、このデンマークチーズケーキに合わせているのかも。
チーズが固まってしまう前にお早めにお召し上がりくださいとのことなので、さっそく慣れないナイフで切り分けてパクリ。熱々でよく伸びるチーズの塩味と、その下にあるスポンジケーキの甘さが絶妙なバランスで、甘すぎずしょっぱすぎずの最高の味。こんなチーズケーキ食べたことない。おいしい。
最初はかなり緊張していたけれど、綺麗な夜景を眺めながらおいしいチーズケーキを食べて、温かいカフェラテでホッと一息。いつの間にか緊張もほぐれて落ち着いた時間を過ごせていました。
続いて訪れたお店は 南館地下 1 階にある「fiveran osaka coffee BASE」 というお店。パン激戦区の京都で超人気のベーカリー「fiveran」の姉妹店とのことで、大阪にあるこちらのお店もいつ訪れても行列が出来ているような人気店。
お店がオープンするのが 10 時とのことだったので、10 分前くらいにグランフロント大阪へとやってきたのですが グランフロント大阪の建物地下 1 階へと入るための列 ができていました。1 階のエスカレーター前につくられている列に並んで入るよりも地下の広場的なところの入り口から入るほうが早いだろうと判断し、既に 20 人ほどが並んでいる列の最後尾に並びます。
10 時になり建物の中へ入れるようになると、並んでいた人の大半が fiveran osaka coffee BASE のお店がある方向へと進んでいきました。私がお店へと辿り着く頃には席は満員、店内飲食のためパンを選ぶ人とテイクアウト用にパンを選ぶ人で売り場は大混雑状態となっていました。大人気店過ぎる。
イートインで席が満席の場合に並ぶ場所が用意されていたので、そちらに並ぶことに。こちらに並ぶと、席が空いたタイミングで店員さんが案内していただけます。
今回、おそらくまだ席が空いている段階でお店には到着できていた…と思うのですが、お店のシステムが分からなさすぎてオロオロしてしまい座ることができなかった状態。分からない場合は、とりあえず真っ先に列に並んでおけばそれほど待たずに店員さんの案内で席を確保できそうです。
列の前から 2 番目で、待機時間は 30 分ほど。荷物をおろしている間にお店の方が持ってきてくださったトレイを持って、パンを選びにいざ出発。どのパンもこんがりとおいしそうな焼き色で迷ったのですが、今回はその中から 3 つを選択。どれも本当においしかったのですが、特にクロワッサンが良かったです。欠片がポロポロするのでちょっぴり食べづらいけれど、食感が驚くほど軽く、味もしっかり感じられる甘いクロワッサンでした。
続いてやってきたのは 南館 2 階にある「TEA ROOM KIKI 紅茶 & スコーン専門店 梅田」 というお店。店内での飲食も可能ですが、テイクアウトも可能とのことだったので淹れていただいた紅茶を持ち帰り。
紅茶のお店というだけで、普段あまり飲まない人間からすると敷居が高そうだなあという印象。「慌しい日常から離れて優雅なオトナ女子が紅茶を楽しめるおしゃれなカフェ」とのことで、オトナになりきれない男子が行って良いものか…とドキドキしながらお店へと向かったのですが、お店の方の接客が本当に丁寧で感動。何も心配することはありませんでした。
「紅茶あまり詳しくなくて…」と正直に話すと 3 つほどオススメを教えてくださり、今回はその中から 「ファーストドロップ」というお店のオリジナルブレンド を選択。アールグレイ、洋梨、マンゴーのブレンドだそう。お値段は 550 円。
せっかくグランフロントの南館に来たということで、エスカレーターで 9 階にある南館テラスガーデンへと向かい屋外のベンチに座っていただくことに。テラスガーデンまでの移動中にも感じられましたが、カップから漂う香りが非常に華やかで、なんだか心も明るくなってくるよう。味もそこまでクセがあるようなものではなく、紅茶を飲み慣れていない私でも非常に飲みやすかったです。
最後に訪れたのは 南館地下 1 階にある「unchi coffee」 というお店。なんだかすごい攻めた感じの名前のお店ですが、こちらは「人類みな麺類」をはじめ大阪を中心に数多くのラーメン店を手掛ける「UNCHI 株式会社」が運営するカフェ。
カフェということで、コーヒーはもちろんカフェラテなどのドリンクメニューが充実。それに加えて、カフェではなかなか見ない「Ramen Menu」と書かれたメニューが置かれていて ドリンクと合わせてラーメンが楽しめる ようになっています。
空いている席を確保し、注文口にて商品を注文。今回は一番スタンダードなメニューだという 「ウォーターヌードル」とホットカフェラテ をいただくことに。
フードコートなどでありがちな呼び出しベルを受け取り、席で待つこと数分。受け取ったトレイの上には大きなコップのような器に入ったラーメンと、オシャレな見た目のカフェラテ。コップが 2 つ乗ったトレイだし、コーヒーとラーメンっていう組み合わせだし、違和感満載なはずなのに何故か調和しているように感じる不思議。
ラーメンのおいしさは、人類みな麺類系列のお店ということで疑いようのない最高なもの。スープが良い。あと麺。そしてメンマのコリコリした食感とチャーシュー。ネギも良い。全部良い。コップ型の器というのが、意外と食べやすくて驚きでした。レンゲが無くてもスープがごくごく飲める。ラーメンとセットでドリンクを頼むと割引があるということで注文したカフェラテは食後にいただいたのですが、こちらもおいしかったです。
普段から飲食店に行くのがものすごくドキドキして苦手な私。果たして本当にカフェ巡りなんてできるのだろうかと思いながら巡りましたが、どうにかなりました。毎回お店の前を 2、3 往復くらいして横目で中の様子を伺ってからなんとか勇気を振り絞って…！という感じでしたが。
さすがは大阪市の商業地で最も地価が高い場所でもあるグランフロント大阪、どのお店も本当に雰囲気が良くていただいた飲み物や食べ物も非常に美味しかったです。お店の方の接客も丁寧で、緊張しまくってた私も安心して過ごすことができました。カフェ巡りって楽しい…またどこか別の場所でもやってみようかなと思いました。