国際線が就航した神戸空港の新しく供用が開始された第2ターミナルビルへ行ってきた
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神戸港の沖合に造られた人工島にある神戸空港に 新たに第 2 ターミナルビルが建設され国際便が発着するようになった と聞いて、さっそく神戸空港へ行ってきました✈️ 以前も一度 飛行機に乗るわけではないけど神戸空港へフラッと遊びに行った ことがあるのですが、そんな感じで新しい建物内をうろうろと散策。
神戸空港 へは、神戸最大の繁華街である三宮からポートライナーに乗車して 18 分。海に浮かぶ人工島にある空港ということで、街なかにある空港に比べると若干移動に時間はかかりますが 神戸の都心から 20 分かからずに空港まで移動できる というのは非常に便利です。
ポートライナーの神戸空港駅は神戸空港の第 1 ターミナルビルに直結しており、改札を出て左に曲がると空港 2 階の国内線出発ロビーに繋がっています。国内線は、東京・羽田空港 や 北海道・新千歳空港 や 沖縄・那覇空港 など 日本国内でもトップクラスに利用者数の多い各空港への便が多数発着 しており非常に便利。
大阪国際空港(伊丹空港) や 関西国際空港 からは出ていない 茨城空港 行きの便が就航していたり、伊丹空港や関西国際空港では見られない スカイマーク や ソラシドエア といった航空会社が就航していたりと 神戸空港でしか見られないものや神戸空港からしか乗れない飛行機がある のも特徴の 1 つ。
関西にある 3 つの空港は、どれも 関西エアポート が運営する空港ではありますが、3 空港ともそれぞれに個性があって面白いですね。
ポートライナーの神戸空港駅の改札を出ると、正面には 「2025 年 4 月 神戸空港は国際空港に!」と書かれた大きな案内が掲示 されていました。案内にある通り、神戸空港が海外の空港と結ばれたのは今年 2025 年 4 月。現在大阪の夢洲で開催中の 大阪・関西万博 によって日本を訪れる外国人旅行者が増え航空需要が増すことを見越して、国際チャーター便の運航が開始されました。
神戸空港が国際空港になったという案内の隣に設置された、飛行機の出発案内が表示されているディスプレイには、日本国内の空港の名前の他に韓国や中国などの地名が並んでいました。現在は韓国最大の空港である 仁川国際空港 や台湾の 台湾桃園国際空港、上海の 上海浦東国際空港 などアジアの空港への便があるようです。
現在、神戸空港の国際線は国際チャーター便の運航のみとなっていますが、2030 年前後には国際定期便の運用を開始するとしています。
神戸空港駅から第 1 ターミナルビルへは入らず、階段を下りて屋外 1 階へと出ます。第 1 ターミナルビルと、新しく供用が開始された第 2 ターミナルビルは建物内を通って移動することができないようで、バス乗り場の横を歩いて向かいます。
人工島である 神戸空港島内を巡回する無料のバス もあり、こちらに乗車して向かうことも出来ますが、第 2 ターミナルビルは第 1 ターミナルビルからは 歩いても 2~3 分ほどとかなり近い距離 にあります。私が訪れたときも多くの人がキャリーバッグを片手に歩いて第 2 ターミナルビルへと向かっていました。
国際線が発着するようになってからまだ 2 ヶ月ほどですが、これから海外へと移動すると思われる、大きな荷物を持って第 2 ターミナルビルへ移動する人の姿は非常に多く、10 人以上は歩いていたと思います。まだピカピカの真新しい建物内にも人は多く チェックインカウンターや保安検査場の前には長い列 が出来ていました。
新品の建物の匂いが充満する第 2 ターミナルビルは、1 階にチェックインカウンターや保安検査場、待合室や入国のための手続き等を行う場所などがあり、2 階には 「にぎわいスペース」という椅子やテーブルが並べられた広い空間 と 屋外の展望デッキ があります。
壁や床は白など明るい色をしていて、天井はどこか無機質なコンクリートがむき出しになっているような感じのところに木の板が並べて取り付けられているようなオシャレなもの。昨年開業した北大阪急行線の箕面萱野駅でも見られた、ルーバー天井ってやつっぽい。窓も多く、全体的に明るい雰囲気です。
エスカレーターに乗って、第 2 ターミナルビルの 2 階へ。上からは吹き抜けを通して 1 階の出発・到着ロビーの様子を眺めることができ、国際線の利用者がかなり多いことが改めて感じられます。
2 階に上がってすぐのところに広がる「にぎわいスペース」は、名前に反してあまり賑わっていない感じ。照明も若干暗めで、椅子に座っている人は 2 名ほどでした。早めに空港に着いて、混雑していない場所で少しゆっくりしたいなというときにはちょうど良さそうです。
現在は 1 階の自由に立ち入りできるエリアも含め土産物店や飲食店などはひとつも見られませんが、現在この 2 階のにぎわいスペースでの仮設商業店舗の出店者を募集しているようなので、将来的にはもう少し賑やかな感じになるのかも。
にぎわいスペースの奥には外へと繋がるドアがあり、その先には展望デッキが整備されています。この日はやや雲が多めの天気ではありましたが、その空模様と木材が使われた床となんだかアーティスティックな雰囲気を感じる椅子が組み合わさって幻想的な空間が広がっていました。さすがオシャレな街神戸。
展望デッキからは神戸の海や港、そしてその向こうに広がる六甲山地を眺めることができるようになっていました。空港の展望デッキなのに飛行機がほぼ見えないというところはなんとも個性的。飛行機が見たい場合は第 1 ターミナルビルの展望デッキに行くことで滑走路などが見られるので、こちらは反対側をということなのでしょうか。
わざわざ第 2 ターミナルビルの展望デッキを訪れる人は多くないのか、しばらく滞在している間に見られた人の数は 2 名ほど。うち 1 名は警備員の方のようでした。たしかに第 1 ターミナルビルの展望デッキに比べると見応えはないかもですが、これはこれで落ち着いた雰囲気で私はすきです。
新たに供用が開始されたばかりの神戸空港第 2 ターミナルビルへ行ってきましたが、思っていたよりも多くの人が既に国際線を利用していて驚きでした。飛行機に乗らない人が入れるエリアにはお店はありませんが、定期便が就航する頃にはもっと賑わっているのかも。国際空港となった神戸空港がこれからどう変化していくのか、非常に楽しみです。