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船町と平林北を結ぶ渡船に乗ってきた

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ひらたけ

大阪市内には、 無料で乗れる渡船がある のをご存知でしょうか?2024 年 6 月現在では 8 か所の渡船場 があり、橋が架かっていない場所や、橋はあるけれど歩いて渡るのが困難な場所で川を渡るのに利用されています。

昨年に「8 か所ある渡船、全てに乗船しよう!」と思い立ち、休日を利用して渡船場まで足を運んでいます。昨年から今年にかけて 天保山渡船場千本松渡船場落合上渡船場甚兵衛渡船場船町渡船場落合下渡船場千歳渡船場 の 7 か所を訪れ、それぞれ渡船に乗って川を渡りました。

8 回目の渡船への乗船となる今回は 船町と平林北を結ぶ木津川渡船場を訪れました🛥️

木津川渡船場の写真

木津川(きづがわ)渡船場 は大正区船町 1 丁目と住之江区平林北 1 丁目を結んでいる渡船で、令和 5 年度時点で 1 日平均 180 人が利用している そう。

いつの間にか利用人数の情報が令和 4 年度のものから更新されていて、過去にブログで書いた投稿に記載している数値と比較ができないのですが、最新の情報では船町渡船場(1 日平均 170 人)に次いで利用者が少ないようです。

大正駅のほうから出ているバスに乗り、まずは 木津川渡船場の船町側へとやってきました 。大正駅までは列車に揺られてやってきたのですが、乗り換え時間が 2 分しかなくてめちゃくちゃギリギリでした。車内で流れる「時間に余裕を持って…」のアナウンスがグサグサくる…。

新木津川大橋の写真

渡船場のすぐ隣には 新木津川大橋という橋 が架かっていて、歩道も整備されているので歩きでも自転車でも、渡船を利用しなくても対岸へと渡ることができます。できますが、グルグルとループを描いている道を歩いて高いところへと上がった後どこまでも続く長い長い直線を歩いていくのはかなり大変そう。

周辺には工場が立ち並んでいて、木津川の向こう側にも工場と思われる大きな建物が見えます。この渡船を利用する人の多くは、これら周辺の工場で働いている方々のようです。

新木津川大橋の写真

休日であるこの日の渡船の運行は 45 分に 1 本程度。通勤で利用者が多い朝夕の時間帯には 15 分おきに船が出ているそう。船が出る 30 分前に着きましたが、すでに船を待っている方がおひとりいらっしゃいました。

この木津川渡船場は、8 箇所ある渡船場の中で唯一の 大阪港湾局 が管理している渡船だそう。他の渡船場は 大阪市建設局 が管理しているようです。

木津川渡船場の写真

他と違って大阪港湾局が管理しているからなのかどうかは分かりませんが、船着き場の近くには「ふね遺産」というものに認定されたことを示す認定証の写真を印刷したものが掲示されていました。もしかしたら他の渡船場にも掲示されていて、気づかなかっただけかもですが…。

今回乗船する船の名前は「松丸」というそう。他の渡船場で見た船の名前は「しおかぜ」とか「さざなみ」みたいなひらがなだったので、ここも管理しているところが違うからなのかも。

木津川渡船場の写真

時間になり、なんだかワイルドな雰囲気の職員の方が現れて出港の準備が行われます。乗客は私を含めて 3 名、私以外は自転車で来られていました。3 人と自転車と職員の方を乗せた「松丸」は大きなエンジン音を鳴らしながら船町側の渡船場を出発。対岸の平林北側を目指します。

乗船時間はおよそ 3 分ほど。大きな橋と雲一つ無い空と青い木津川を見ていると対岸まではあっという間です。

木津川渡船場の写真

平林北側の渡船場でも 3 名ほどの乗客が船を待っていて、お客さんを乗せた船は再び渡船場を出発して元いた船町側へと戻っていきます。渡船を利用すれば数分プラス待ち時間で川を渡ることができましたが、高いところに架かる新木津川大橋を歩いて渡るとなると時間も体力もかなり必要になりそうです。


渡船は無料で利用できるので、大阪を訪れた際には乗ってみてはいかがでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございました。